こちらのページでは、不動産売却を成功させるためにやるべきことや、損をしないために押さえておきたい基礎知識についてご紹介します。初めて不動産売却を検討しているという方はぜひチェックしてみてください。
また、三匠不動産株式会社では、金沢市、野々市市を中心に白山市・かほく市・河北郡・小松市の幅広いエリアにて不動産売却を行っています。「不動産売却のことをもっと知りたい」「とりあえず資産価値だけ知りたい」といった幅広いご相談に応じていますので、気軽にご連絡ください。
不動産売却を検討しているなら、まず初めに行うべきは「不動産査定」です。不動産査定は不動産の価値を判断するものであり、どのくらいの価格で売れるのかをおおよそ把握することができます。不動産査定は売却を行う不動産会社に依頼します。
不動産を売却する際の売り出し価格は、不動産査定の価格をもとに決定します。そのため、不動産査定の段階でできるだけ高い評価を受けておくと、高値での売却が期待できます。高い評価を得られる不動産というのは、購入希望者にとって魅力的なポイントがあるかどうかです。
周辺環境 | 駅近の不動産や、学校や病院が近いなど利便性の高い環境が整っている不動産は、高評価を得られます。 |
---|---|
日当たり | 南向きの不動産やひな壇にある不動産など、日当たりのよさは高評価のポイントになります。 |
土地の方位 | 南面道路に接している不動産や、角地は高評価です。 |
土地の形 | 長方形に区画された土地が高評価です。変形地は建物の設計時に制限が生じるため、評価が下がります。 |
間口や幅員 | 4メートル以上幅員がある道路に面している土地は高評価です。 |
状態 | キレイな状態であるほど不動産は高い評価が得られます。不要な残留物が残っていると評価は下がります。 |
社会的な状況 | 社会的な要因が販売価格に影響することがあります。例えば、増税の予定があるなど、購入を急ぐ人が増えると販売価格が高くなる傾向にあります。 |
周辺環境や日当たりといった元々の条件がよくない不動産であっても、ちょっとした工夫で、査定評価をアップさせることができます。そのポイントは、「不動産の状態をきれいに見せること」です。見栄えのよい不動産は、購入希望者に魅力的に映ります。
生活臭やペット臭 | 住んでいると気づかないものですが、不快な臭いがあると、評価に響きます。臭いにも気をつけて清掃しましょう。特にペットや喫煙者がいるご家庭は注意が必要です。 |
---|---|
水周りの美しさ | 購入希望者が特に気になるのは、トイレやキッチン、お風呂などの水回りです。水垢やカビなどの汚れを落とし、キレイな状態を保ちましょう。 |
インテリア | 購入希望者が「住んでみたい!」と思えるような、素敵なインテリアを置いておくとよいでしょう。 |
また、忘れてはならないのは、不動産取引は人対人で行うものだということです。「この人が所有する不動産なら安心して購入できる」と思ってもらえるような信頼できる売り主様でありましょう。売却条件をコロコロ変えたり、横柄な態度をとったりする売り主では、買い主から敬遠されてしまいます。
不動産売却の成否を分けるのが「不動産会社選び」。よい不動産会社と出会えた時点で、不動産売却は成功したといっても過言ではありません。よい不動産会社を見つけるポイントは「地域密着」「お客様利益を最優先に考えてくれること」です。
「不動産売却は大手に頼めば安心」だと考えるかもしれませんが、そうとは限りません。むしろ、大手の場合は幅広い地域に対応しているため、限られた地域の情報には疎い場合があります。
不動産取引では、地域の特性をどれだけ把握しているかが重要です。例えば、不動産査定では市場相場を把握していないと正確な査定額は算出できませんし、購入希望者に不動産をよりよくアピールするためには、地域における買い主のニーズや、生活に関する街情報を押さえていなければいけません。ですから、地域に特化した不動産会社のほうが、保有する地域情報を生かした不動産取引ができ、スムーズな売却につながります。
不動産会社の中には、自社利益優先で「物件を売却できればそれでよい」というスタンスのところもあれば、お客様利益優先で「なによりお客様に満足してもいたい」というスタンスのところもあります。もちろん後者の不動産会社を選んだほうが、不動産売却が成功することは間違いありません。
お客様満足を第一に考える不動産会社は、しっかりコミュニケーションをとり、疑問や不安が生じないよう丁寧に説明を行います。これは後々になって、「ああすればよかった」と売り主が後悔しないように、売り主に納得してもらいながら二人三脚で不動産売却を進めるためです。売り主のどんな小さな疑問や相談にも丁寧に応じてくれる不動産会社を選ぶとよいでしょう。
お客様から不動産売却の依頼を受けた不動産会社は、数日以内に物件情報をREINSに登録することが定められています。しかし、不動産会社の中にはREINSに登録せず、自社内で情報を抱え込んでしまうところがあります。REINSにすぐに登録しないと販路が狭められ、なかなか購入希望者が見つからない事態に陥ることも。REINS(レインズ)に登録しない不動産会社は自社利益を優先してしまう会社です。素早くREINSに登録してくれる会社を選びましょう。
REINSとは、Real Estate Information Network System「不動産流通標準情報システム」の略で、国土交通省大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピュータ・ネットワーク・システムです。全国の物件情報が登録されており、購入希望者をリアルタイムで探すことができ、スピーディーな取引ができます。レインズに登録されている物件の情報は、会社の規模に関係なくどの不動産会社でも閲覧することができ、不動産会社によって情報のバラツキがありません。
不動産売却時には、売り主にも様々な費用がかかります。その多くは、不動産取引の最中に発生するものであるため、事前に準備をしておく必要があります。まずは何にいくらぐらいかかるのか、おおよその費用を押さえておきましょう。
買い主と不動産の売買契約を結ぶ際に発生する税金が印紙税です。売買契約書に貼付することで、納付されます。印紙税額は、売買契約書に記載された売買価格により異なります。
契約書の記載金額 | 印紙税額 |
---|---|
50~100万円 | 500円 |
100~500万円 | 1,000円 |
500~1,000万円 | 5,000円 |
1,000~5,000万円 | 1万円 |
5,000万円~1億円 | 3万円 |
1~5億円 | 6万円 |
5~10億円 | 16万円 |
10~50億円 | 32万円 |
不動産売買契約成立時に、仲介の報酬として不動産会社に支払うお金が仲介手数料です。仲介手数料は、宅地建物取引業法により詳細に規定されています。
200万円以下の部分 | 5% |
---|---|
200~400万円以下の部分 | 4% |
400万円超の部分 | 3% |
売却する物件の住宅ローンが残っている場合、抵当権を抹消する手続きが必要です。抹消手続きは司法書士に依頼するため、報酬として1~数万円程度かかります。
不動産を売却したことで利益が発生した場合、譲渡所得税を支払う必要があります。なお、利益が出たかどうかの判断は、以下の要素をもとに「譲渡費-取得費-譲渡費用-特別控除」の計算式で算出します。マイナスになれば税金はかかりませんが、プラスになれば税金がかかります。
譲渡費 不動産の売却価格 |
取得費 売却した不動産の購入価格(建物部分は減価償却) |
---|---|
譲渡費用 売却にかかった費用 |
特別控除 売却時に譲渡所得から3,000万円まで控除ができる特例 |
不動産売却には、不動産会社に依頼して買い主を探してもらう「仲介売却」と、不動産会社に直接買い取ってもらう「不動産買取」があります。それぞれの売却の流れを以下でご説明します。
【1】相談 |
---|
「いくらで売れるのか」「どのくらいの期間で売れるか」「売却に伴う費用はいくらぐらいか」など様々な疑問があるかと思います。まずは不動産会社に気軽に相談してみましょう。また、不動産会社から、仲介売却の特徴や不動産買取との違いを説明してもらいましょう。 |
【2】不動産査定 |
---|
不動産会社は物件の状況や周辺環境、市場相場などから総合的に判断し、査定価格を算出します。なお、査定価格はあくまでも市場に出して売れるであろうという予想価格であり、実際その価格で売れると保証するものではありません。 |
【3】宣伝活動開始/内見 |
---|
新聞広告やインターネットなど様々な方法で、宣伝活動を行います。また、購入希望者から内見の希望があれば売り主に対応をご協力いただきます。 |
【4】買受申し込み/条件交渉 |
---|
購入希望者が見つかったら、契約に向けて条件交渉します。 |
【5】契約締結 |
---|
売り主と買い主の間で、不動産売買契約を結びます。相談から契約締結までは、短くて約1週間、長いと1年以上かかることもあります。 |
【6】お引渡し/代金の授受 |
---|
住宅ローンが残っている場合には、抵当権抹消の手続きが必要です。お引渡しをして売却代金を受け取ります。また、不動産会社に仲介手数料を支払います。 |
【1】相談 |
---|
「いくらで売れるのか」「どのくらいの期間で売れるか」「売却に伴う費用はいくらぐらいか」など様々な疑問があるかと思います。まずは不動産会社に気軽に相談してみましょう。また、不動産会社から、不動産買取の特徴や仲介売却との違いを説明してもらいましょう。 |
【2】買取額提示 |
---|
物件の状況や周辺環境、市場相場などから総合的に判断した買取額が不動産会社から示されます。なお、仲介売却では、契約成立時に仲介手数料が発生しますが、不動産買取の場合、仲介手数料はありません。 |
【3】契約締結 |
---|
売り主と不動産会社の間で、買取契約を結びます。短いと3~5日、長くても4~6ヶ月です。 |
【4】お引渡し/代金の支払い |
---|
住宅ローンが残っている場合には、抵当権抹消の手続きが必要です。お引渡しをして売却代金を受け取ります。 |
不動産会社に仲介売却を依頼する際に、売り主様と不動産会社との間で交わすのが「媒介契約」です。媒介契約は、宅地建物取引業法によって義務づけられています。依頼者や売却価格、契約期間、売却活動の内容、仲介手数料などの細かな取り決めがなされ、取り決めた内容について、不動産会社は書面で売り主様に交付しなければいけません。媒介契約をあらかじめ結んでおくことで、仲介売却の内容や報酬などを巡るトラブルを防ぐことにつながります。
媒介契約には、3つの種類があり、「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」です。専属専任媒介契約や専任媒介契約は売り主様に対して様々な制限が設けられていますが、その分、不動産会社の責務や役割も大きくなります。どの媒介契約を選ぶかは、売り主様に選択していただくことができます。
※左右にスクロールすることで表を確認することができます。
依頼できる業者数 | 売り主が自分で買い主を見つけ、不動産会社の仲介なしに契約すること | 売却活動の報告義務 | レインズ(国土交通大臣から指定を受けた不動産の指定流通機構)への登録義務 | |
---|---|---|---|---|
専属専任媒介契約 | 1社限定 | × 違反した場合は違約金が発生 |
1週間に1度以上 | 契約日より5営業日以内に登録 |
専任媒介契約 | 1社限定 | ○ 営業経費などの費用が発生 |
2週間に1度以上 | 契約日より7営業日以内に登録 |
一般媒介契約 | 複数社可 「明示型」「非明示型」がある |
〇 | 特になし | なし |
電話対応時間 : 8:00~21:00